最近注目を集めている空き家問題。
今回はそんな空き家問題の一例をご紹介します。
放置空き家の所有者だったAさん。
Aさんは空き家となった物件にはもう何年も訪れておらず雑草は生え放題、ツタや庭木なども成長し、
誰がみたとしても絶対空き家だとわかるような外観でした。
中に入っても壁や床、天井等の木材は湿気にやられてボロボロ、ドアや窓は傾きのせいで開きづらくなっている始末。
近隣住民からは、「いつ崩れるか分からない」「解体するなら早くしてほしい」などという苦情も相次いでいる状況でした。
Aさんは、この空き家を今後使う予定もなく修繕したとしてもあまり収益を見込めないと思い解体することを決意しました。
解体してから程なくして土地の税金が跳ね上がったことに気づいたAさん。
土地上に建物がなくなったことにより住宅用地特例が適用されなくなることは理解していたが、まさかこんなにも早く上がるとは思っていませんでした。
年金暮らしだったAさんは解体費を捻出することで精一杯だったので、大きな出費の後にさすがに高い税金は負担できないということで、土地を売却するために不動産会社に相談していますが未だ売却に至らず高い税金を支払い続けています。
このようなに所有していた不動産に需要がなく、その現実に落胆しているオーナーさんも少なくないようです。
こうした失敗をしないためにも空き家を放置しておくことは何のメリットにもなりませんし、早い段階で活用方法や処置方法は明確にしておかなければ、破産寸前なんてことにもなりかねません。
しかし、その空き家が修繕すれば使用可能な状態であればまだ諦めるのは早いです。
近年ではリフォームやメンテナンスをして不動産としての利用価値や価格を上げてから活用するという方法が主流となってきました。
価値を上げることで需要が見込めなかった空き家も需要が高まり収益が見込めるのです。
空き家になっているからとそのまま放置しているだけでは、Aさんのように修繕の施しようもなくなり解体費や高い税金を支払うことを余儀なくされます。そうなる前にすこしでも収益となる方法を見つけることをおすすめします。
現在、空き家に関して総合的なアドバイスやコンサルティングを行っているのは不動産会社です。
お付き合いのある不動産会社、知り合いの不動産会社など、まずは一言相談することから始めてみてください。
もちろん弊社でもご相談お待ちしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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